【前学期,1年,生物学科,2単位,,理学部2号館405室】生化学は、細胞生物学や分子生物学と融合して現代の生命科学の基盤となっている分野であり、生命現象の本質を理解するためには必須の学問領域である。本講義では、生命の活動単位である細胞の成り立ちを分子レベルで理解するために、その構成分子の構造、性状、機能に関する基礎的知識を修得する。具体的には、以下の項目を到達目標とする。
1)原核生物と真核生物の類似点、相違点を説明できる
2)生命現象における水の役割を構造や性質から説明できる
3)アミノ酸の構造と性質を説明できる
4)タンパク質の主要な機能を列挙できる/タンパク質の一次から四次構造を説明できる/酵素の基本的性質を説明できる
5)核酸塩基の構造、DNAの構造と機能、RNAの構造と機能を説明できる
6)脂質を分類し、構造の特徴と役割を説明できる/脂肪酸の種類と役割を説明できる
7)生体膜の構造と機能を説明できる
8)グルコースの構造、性質、役割を説明できる/グルコース以外の単糖や二糖の構造、性質、役割を説明できる/代表的な多糖の構造と役割を説明できる
【後学期,1年,生物学科,2単位,,理学部1号館605室】生命現象は複雑多岐にわたる物理・化学反応から成り立っている.機能集合体としての生命(生体)を理解する上で,それらを構成する素過程を理解することが重要となっている.
 講義では,生命現象の記載に使われる物理理論を項目毎に取り上げ,それらに対応する生命現象について,研究・解析の手法を示しながら,それらの現象を物理学的側面から解説して行く.
【後学期,1年,生物学科,2単位,,理学部1号館605室】地球上に生息する動物は三百万種あるいはそれ以上といわれているが、現在この膨大な種は三十程度の門に分類されている。各々の動物門の特徴について、特に体制とそれを作り上げる発生の様式を理解し、さらに進化の過程を体制の変化、すなわち発生システムの変更と捉え、これまで明かにされてきた発生システムから進化の過程をどのように考えられるか説明できるようになる。
【前学期,2年,生物学科,2単位,,理学部1号館605室】DNAやRNAの構造に基づいて,遺伝子のはたらきを理解する。さらに,遺伝情報の保存と変化についても学び,遺伝子に対する理解を深めることを目指す。また,進化を理解する基礎として,集団内における遺伝子のふるまいにもふれる。
【前学期,2年,生物学科,2単位,,理学部2号館405室】細胞は、生物の基本単位である。細胞は、生命誕生とともに生まれ、原核細胞から真核細胞へと進化し、単細胞の真核生物から多細胞の真核生物へと進化してきた。この進化を可能にした細胞の特性を、様々な角度から細胞を構成している生体高分子のレベルで講義していく。このことを通し、生物の基本である細胞とはどのようなものであるかを理解することを目指していく。
【後学期,2~3年,生物学科,2単位,,理学部3号館701室】多細胞生物において、個々の細胞は、互いに情報を交換し合いながら細胞の増殖、分化が制御されている。本講義では、細胞間シグナル伝達、細胞内への情報伝達の結果、どのように細胞内の酵素活性、遺伝子発現が制御されていくのかに関して、さまざまな生命現象を踏まえながら概説していく。
【後学期,2年,生物学科,2単位,,理学部1号館605室】 分子生物学の進歩は目覚しく、われわれの生命現象に対する理解を大きく変えてきた。「DNAが生命の鋳型」という概念も、「動く遺伝子」として知られるトランスポゾンや、RNAによる遺伝子発現調節、またDNAの塩基配列によらない遺伝など、様々な現象の発見により覆されつつある。こうした分子生物学の「今日」に焦点を当て、近年の研究を英語で理解できるようになることを目標とする。教科書(Lewin’s GENES XII)だけでなく、実際の論文の解読に取り組むほか、得られた知識を総合したディスカッションする能力や発表スキルも身に付けてほしい。
【前学期,2年,生物学科,2単位,,理学部1号館605室】外界からの刺激に対する生体の応答について理解を深める学問を生理学といいます。動物の場合は、生体組織・臓器・器官の反応、および行動として表出し、観察することができる。この講義では、動物の生理学(はたらき)を細胞レベルから個体レベルまで網羅的に学習します。

具体的には、身体とそれを司る脳の相互作用という観点から理解を深めます。
講義の前半では、脳神経のはたらきから動物生理学を理解します(神経生理学)。
講義の後半では、さらに脳から全身へと探求を進めて行きます。
ストレス応答や内分泌系、自律神経系を基軸にして、内臓と脳の連関について学習します。

この講義では特に、"運動を持たない"器官と脳の関連について取り上げます。
運動を伴う臓器(筋肉、循環器系、消化器系、腸-脳相関など)については、「バイオメカニクス」で取り上げるので、そちらも併せて履修してください。
【後学期,2年,生物学科,2単位,,理学部2号館405室】この授業では、発生生物学のおもしろさを自ら見つけだし、自信をもってそのおもしろさを主張できるようになることを目標とします。そのために単に知識を詰め込むのではなく、自ら興味を育て、主体的に学んだことを自分の中で再構成できる力をつけることを目指します。
【後学期,1年,生物学科,2単位,,理学部2号館405室】すべての生き物は進化の結果として現在に生きている。いかなる生命現象も、進化の視点がなければ、その真の姿を理解することはできない。この講義では、生き物を理解するうえで基盤となる進化学の基礎を身に付けつつ、将来のいかなる業種・いかなる局面においても役に立つ、問題解決力と思考力の育成を目標とする。そのために次に示す概念獲得・能力獲得を目指す。
 生き物たちの生き様と歴史
 進化の概念
 系統分岐の考え方による分類整理と論理構造
 最節約原理とトレードオフに基づく意志決定の哲学
 変遷する「種」と生き物の動的認識
 人間中心的視点の相対化、既存認識の相対化
【後学期,1年,生物学科,2単位,,理学部1号館521室】生物学科の学生として、これから学ぶ専門科目の授業、実習に役立つ内容が組み込まれ、基礎的な技術や考え方を学ぶ。また、自ら文献などで理解を深め、理論的な考察力を身につける。
【前学期,2年,生物学科,2単位,,理学部1号館601室】生物学における基礎的な実験方法やデータ解析法を学ぶ。また、レポートの作成を通して、自ら文献等を調べて理解を深めるとともに、論理的思考を身につけ、研究の一端を体験する。
【3学期,2年,生物学科,1単位,,理学部1号館601室】ショウジョウバエの交配実験を通して、遺伝という現象について深く学ぶ。特に、実験の計画と実施、結果のまとめと考察を主体的に行うことによって、研究に必要な様々な力を養成する。
【前集中,3年,生物学科,1単位,,】 次世代シークエンサーの活用が広まることにより、生命科学における研究は、大量のデータを数学的に解析するという傾向にある。特定の生き物が好きで生物学科に入学してきた学生にとっては残念なことに思えるかも知れないが、こうした解析を使いこなすことは、生物の外見からは分からない生命現象の謎を解き明かすことに欠かせなくなってきているし、働き方の多様性を必要とする女性の生き方にも必要となってくるのではないだろうか。近年では、解析に必要なソフトウェアはほとんどが公開されており、自分でスクリプトを書くことなく解析を進めることができる。しかし、こうした解析方法の進化は非常に目覚しく、このような解析を使いこなすには、やり方を覚える、というのではなく、英語で発表されている情報を自分で蒐集し、うまくいかないときのトラブルシューティングも自分でできるようになるということが肝である。本実習では、このような解析の入門として、次世代シークエンサーによるデータをゲノムにマッピングし、母方ゲノム由来の遺伝子発現を同定する。さらにその結果を、PCR法を用いて実際に確認する。
【後集中,3年,生物学科,1単位,,】細胞生物学は、細胞で見られる現象を分子のレベルで理解することを目指しています。今回の実習を通して、細胞生物学研究の基本的な道具である分子(タンパク質、抗体)、動物細胞を用いた実験を通して、細胞接着および細胞骨格に関する細胞生物学研究の手法の一端を理解してもらうことを狙いとしています。また、最終日には、班ごとの結果発表会を行い、プレゼンテーションの仕方についても学ぶことを目標とする。
【前集中,3年,生物学科,1単位,,】自然界における植物の生態・多様性について野外調査と室内実験を行い、主に植物生理生態学、群集生態学的な観点からの研究に必要な調査・実験・解析の手法と考え方を習得することを目標とする。
【後集中,3年,生物学科,1単位,,】植物材料を用いて代謝を調べるための実験を行う。
分光光度計を用いて酵素活性の測定を行い、酵素の精製やデータのまとめ方を理解する。                     
【前集中,3年,生物学科,1単位,,】これまでの講義で習ってきたことを応用し、神経伝達物質やその受容体、作動薬や阻害薬の効果を検証することで、動物の生理学を理解するための基礎(主に神経伝達や筋収縮)を理解する。
【前集中,3年,生物学科,1単位,,】生体成分を材料として、生化学的な研究を行うために必要な、基礎的な実験技術や考え方を習得する。
具体的には、以下の項目を到達目標とする。
1)酵素反応の特性を理解し、代表的な酵素の活性を正確に測定できる
2)タンパク質としての酵素の性質を調べることができる
3)酵素タンパク質の分子量を測定できる
4)脂質分子の特性を理解し、生体材料から抽出して定性分析ができる
5)人工膜を調製し、生体膜の基本的な性質を調べることができる
6)何を明らかにしたいかを自ら考え、そのための実験デザインを構築できる

 成績評価について:評価方法・評価割合の項で述べた割合で、平常点(出席)とレポートに基づいて総合評価する。その際、上記の到達目標への達成度を評価基準とする。