【後学期,2~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟1号館304室】樋口一葉、田山花袋、森鴎外、芥川龍之介らの文学作品における女性表象を主題とし、日本の近代文学とジェンダーのありようの一端について理解することを目標とします。
【前学期,2~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟1号館302室】かつて、「ゼロ年代」(2000~2009年)という時代がありました。震災とテロの衝撃に枠づけられた90年代のアングラ文化を通過して、現代的な感性の先駆けとも言ってよい数々の〝オタク的〟なコンテンツが類を見ないほどの隆盛を誇った時代、そして今日よりもインターネットが夢と希望に満ち溢れており、日本の社会・政治状況もまだ(少なくとも表面上は)安定していた幸福な時代の中、文学/サブカルチャーに携わる先進的な表現者たちは、どのような創作活動を展開していたのでしょうか。本講義では、令和という新しい元号の時代に生きる私たちの眼から、その熱狂と興奮(そこには、僕の青春もまた投影されています……)を改めて「歴史化」してみたいと思います。
【前学期,1~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟1号館203室】書道の諸分野のなかで、とくに仮名文字に習熟し、各種字体と特徴を理解する。古筆・古典資料を読む力を得ることで、学問の幅を広げられるようにする。
【前不定期,4年,日本語・日本文学コース,2単位,,】卒業論文を作成する。
各自の研究テーマに合わせた文献収集、調査、発表、論文執筆を行うだけでなく、受講生間で意見交換・討議することで、思考力と弁論の技術を鍛えることを目指す。
【前不定期,4年,日本語・日本文学コース,2単位,,】本授業は、受講者各自が日本文学研究の大きな論文をまとめるための基礎的知識等を身につけることを目標とする。日本文学研究の各分野に応じて、必要な作業を実習する。
【前学期,2年,日本語・日本文学コース,2単位,,文教育学部1号館308室】【重要】新型コロナウイルス対応のため、授業形態が大きく変わる可能性がある。その際の変更についてはMoodleでの連絡を見てほしい。

 日本文学を研究するために必要な基礎的方法を身につける。
 辞書・索引・注釈書などの使い方、古典文学の本文に関する知識、古典文学の時代・社会を理解するための諸文献の使い方、先行研究の調べ方など、3年次の演習のために必須の知識・スキルを身につける。
【前学期,2~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟1号館201室】現実世界をありのままに再現するとはどういうことでしょうか。たとえば、トンボの色覚はヒトよりも鮮やかであることが知られていますが、ではトンボはヒトよりも〝リアル〟な風景を認識できているのでしょうか。もしトンボが写実絵画を描けたら、それはヒトに理解できるものでしょうか。あるいは、現実世界に「似ている」ことが写実・写生の条件なのだとすれば、絵筆ではなく言語によって現実世界を写実・写生すること(つまり「写生文」という方法)は可能なのでしょうか。
近代日本の文芸思潮において模索された思想的課題のひとつは、はっきりとそう明言されているわけではありませんが、間違いなくそのような「描くこと/書くこと」をめぐる素朴な問いの探究にこそありました。自然主義的リアリズムという人びとの知覚の刷新を促す新しい表現様式のもと、「言葉」と「物」を一致させる記述システムが確立したにもかかわらず、その僅か十数年後には、上記の制度に対する不信や懐疑が書き手のあいだに共有され、「言葉」は「物」に従属することなく独自の暴走を始めていく……。そこに、モダニズムと呼ばれた時代精神の核心が浮かび上がってきます。その方法論的達成と挫折のあり方を再考することが本講義の目的です。
【後学期,2~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟1号館204室】ある文学作品を読むとき、それがどのような内容であろうと、私たちは必ず特定の視点や文脈に拠って立つしかない以上、真にまっさらな状態で物語世界に向き合うことは最初からできません。こうした各々の読解のあり方に潜む〝偏見〟への自覚を促す契機となるのが、いわゆる文学理論(literary theory)の体得です。理論など必要ない、ありのまま文学作品に感情移入すればよいと言う者は、単に古い理論に縛られているだけである……かつてイギリスの文芸批評家であるテリー・イーグルトンはそのように述べました。この講義では、作品読解の基礎的な心構えを身につけるために、主に20世紀以降の西欧圏に由来するひと通りの文学理論を紹介していきます。それぞれの理論に関する解説は本当に概略的なものになってしまうかと思いますが、可能な限り具体的な実例を挙げつつ、好き嫌いの価値判断を混ぜずに文学作品を精読する(=テクストと戯れる)とはどういうことかを考えてみたいと思います。
【後学期,3年,日本語・日本文学コース,2単位,,文教育学部1号館513室】【万葉集巻八を読む】
本演習は『万葉集』の中で巻八の歌を読む。巻八は春・夏・秋・冬の四季に分かれ、かつ各季の中を雑歌と相聞に分けるという整然とした構成を持つ。作者は明記されているものが多く、各歌人の自然詠の代表作とされる歌を多く含んでいる。どの部分を読むかは履修者が決まってから考えたい。また、万葉集を扱うための基礎知識が最初にどうしても必要なので(全体の構成・漢字だけによる日本語表記・作者の時代など)、それについても最初に説明した上で演習に入りたい。
なるべく、演習の中で雑歌と相聞の両方を読めるように配慮したい。上代の歌は1300年も昔のものである。我々の感じ方と、違う点があるのは当然である。それを理解しつつ、その中で我々がくみ取るべきものは何か、考えてほしい。
【前学期,3年,日本語・日本文学コース,2単位,,文教育学部1号館513室】【重要】新型コロナウイルス対応のため、この授業の形態は大きく変わる可能性がある。今後の変更については、「授業計画情報」の欄の更新を随時チェックしてほしい。

【平安末期の歌集を読む】
前期の授業では、賀茂重保編『月詣和歌集(つきもうでわかしゅう)』の巻九「九月 附雑下」から、雑下の部分を輪読する。月詣集は源平の戦いの直前に同時代歌人の歌ばかりで作られた歌集で(敗北する平家の歌人たちも入っている)、戦争のため完成には時間が掛かってしまったという集。雑下は題詠歌が少なく、実際の場面において知人と取り交わしたような歌が多い。諸君が知っているような著名な大歌人は稀だが、平安末期の世相や貴族の生活を窺い見ることができる。それぞれの歌人の生涯などにも注意しながら、調べていってほしい。全体としては、生活の中での和歌の機能について、実際の事例を見ながら理解してもらうことを目標とする。
【後学期,3年,日本語・日本文学コース,2単位,,文教育学部1号館513室】【藤原隆祐の家集を読む】
 藤原隆祐は大歌人藤原家隆(百人一首に採られている)の息子。父の跡を継いで歌人となったが、結局めざましい活躍をするには至らなかった。しかし小さくはない家集が遺されており、特にその後半には彼の人生に関わる興味深い歌が並んでいる。そこで重要なポイントとなるのは、承久の乱である。承久の乱の首謀者である後鳥羽院は新古今歌壇の主催者でもあったが、その見識によって引き立てられたのが家隆であった。乱の直前に院と不和になった藤原定家と異なり、家隆は終生院に忠義を尽くした。隆祐の集にもそれを感じさせるところがある。
 また、中世の歌人にとっての信仰と和歌との関係を窺わせる部分や、交友関係を知ることができる部分がある。本演習で読むことのできる分量は僅かでしかないが、この人物についていろいろなことを知りうる。私家集を読む面白さの一端を感じてほしい。詞書から必要な情報を読み取り、調査する技術を養ってもらうことを目標とする。
【前学期,3年,日本語・日本文学コース,2単位,,文教育学部1号館307室】浮世草子『世間長者容気』を対象とし、参考文献を調査して注解を施しながら読み進め、考察を加える。近世文学について理解を深めるとともに、古典作品の解読方法に習熟する。
【後学期,3年,日本語・日本文学コース,2単位,,文教育学部1号館307室】浮世草子『沖津白波』(都の錦作)を対象とし、参考文献を調査して注解を施しながら読み進め、考察を加える。近世文学について理解を深めるとともに、古典作品の解読方法に習熟する。
【前学期,3年,日本語・日本文学コース,2単位,,文教育学部1号館304室】日本近代文学を研究するための基礎情報の収集、作品構造の基本的な分析方法の学習を軸に、近代小説とその研究上の諸問題を具体的な作品の研究報告と討議によって学習します。
【後学期,3年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟1号館101室】日本近代文学について、作品分析の方法に関する理解を実践的に深めます。具体的な作品を対象とした学生の報告と討議を主とし、考察を文章にまとめる方法も学びます。
【前学期,3年,日本語・日本文学コース,2単位,,文教育学部1号館301室】およそ文学活動というのは、ひと握りの限られた文豪による小説・詩歌作品の執筆・発表だけで完結するものではありません。特に、近代日本では伝統的に文芸評論や文芸批評というジャンルに属する文章が、知識人の思考形成において非常に大きな役割を担っていました。いまでは信じがたいことですが、それなりの学歴・社会的地位を持つことを自負する知的エリートたちは、文系・理系を問わず多くが「文学」に触れることを通じて、世界が存在することの不思議さや自分が生きることの意味を懸命に探究しようとしていたのです。(いまではインテリを標榜するyoutuberが、小説なんて時間の無駄だから読む必要はないと断言していますけども……。)
この演習では、戦間期(「Ⅰ」では大正末期から昭和5年前後まで)の著名な文芸評論・文芸批評を読み解いていくことを通じて、上で示したような「文学」と知識人たちの哲学的思索が分かちがたく結びついた日本特有の事情を学ぶ契機としたいと思います。なお、演習では上記のように文芸評論・文芸批評を中心に扱いますが、来年度にこのゼミで皆さん自身が卒業論文を執筆する際には、当然ながら小説・詩歌作品を直接的に論じるかたちで取り組んでも構わないため、演習内では一般的な作品分析の仕方(文学理論に基づいたテクスト精読の方法)についても、可能な限り伝授できればと思っています。
【後学期,3年,日本語・日本文学コース,2単位,,文教育学部1号館301室】およそ文学活動というのは、ひと握りの限られた文豪による小説・詩歌作品の執筆・発表だけで完結するものではありません。特に、近代日本では伝統的に文芸評論や文芸批評というジャンルに属する文章が、知識人の思考形成において非常に大きな役割を担っていました。いまでは信じがたいことですが、それなりの学歴・社会的地位を持つことを自負する知的エリートたちは、文系・理系を問わず多くが「文学」に触れることを通じて、世界が存在することの不思議さや自分が生きることの意味を懸命に探究しようとしていたのです。(いまではインテリを標榜するyoutuberが、小説なんて時間の無駄だから読む必要はないと断言していますけども……。)
この演習では、戦間期(「Ⅱ」では昭和5年前後から戦時下まで)の著名な文芸評論・文芸批評を読み解いていくことを通じて、上で示したような「文学」と知識人たちの哲学的思索が分かちがたく結びついた日本特有の事情を学ぶ契機としたいと思います。なお、演習では上記のように文芸評論・文芸批評を中心に扱いますが、来年度にこのゼミで皆さん自身が卒業論文を執筆する際には、当然ながら小説・詩歌作品を直接的に論じるかたちで取り組んでも構わないため、演習内では一般的な作品分析の仕方(文学理論に基づいたテクスト精読の方法)についても、可能な限り伝授できればと思っています。
【前学期,1~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟1号館301室】坪内逍遥「当世書生気質」二葉亭四迷「浮雲」、森鴎外「舞姫」を取り上げ、これらの作品の読解を通して、明治十年代から二十年代の文学に関する諸問題を考えます。
【後学期,2~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,文教育学部1号館301室】自然談話を録音し、文字に起こし、分析する作業を通じて、日本語学の研究方法を学ぶ。
先行研究の探し方や活用方法、データの収集・分析・提示方法を身につけ、発表や質疑応答が適切に行えるようにする。
【前学期,2~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,ITルーム2【情報基盤セ 106】】コーパスを用いて、日本語の語彙について多角的に調査・分析を行っていきます。調査・分析によって発見したことをもとに、日本語の語彙の特徴やその歴史について、見識を高めることを目指します。