【後学期,1~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,共3-104【2講】】中学校国語科書写の学習内容に関して、楷書・行書を中心とした文字の整え方を理論的に学ぶとともに、書写技能の向上をはかる。また、漢字の書体の変遷や、仮名の成立などの書道史を辿りながら、代表的な古典の鑑賞もおこなう。アクティブ・ラーニング・アワーは、調べ学習あるいは美術館見学などをおこなう。
【前学期,1~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟1号館203室】中学校国語科書写の学習内容に関して、楷書・行書を中心とした文字の整え方を理論的に学ぶとともに、書写技能の向上をはかる。また、漢字の書体の変遷や、仮名の成立などの書道史を辿りながら、代表的な古典の鑑賞もおこなう。アクティブ・ラーニング・アワーは、調べ学習あるいは美術館見学などをおこなう。
【前学期,2~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,生活科学部本館128室】この授業は、受講者のみなさんが、平安時代の日本の文学作品に関する研究史を把握する方法を習得することを目指します。『うつほ物語』を具体例とします。
 近年、Web上にある研究論文データベースが充実しました。私は、学生のみなさんがこれを活用することで、自身の卒業研究の中心主題やそれに関連する分野の研究状況の把握が容易になり、その分、自身の課題追究に時間と労力とを割けるようになると期待していました。しかし、実際にはなかなかそうはなっていません。
 先祖返りするようですが、まず、紙の書籍、雑誌にある研究史概説、文献案内を手がかりにして2000年代初頭までの研究史を把握し、その上にWeb上のデータベースの検索を利用した結果を継ぎ足すことで、自分独自の、現在に至る研究史を完成させる、そうした手法を身につけていただくことを目指します。
 学期末に、「『うつほ物語』研究の歩み」の題でレポートを作成していただく予定です。
 とはいえ、研究史の解説のみを扱う授業は退屈になりがちであり、受講者のみなさんの理解も深まらないと思われますので、授業回数の約6割では、『うつほ物語』の作品読解的な解説をします。ただし、講読の授業のように一言一句を丁寧に考察することはせずに、物語の重要箇所に絞って取り上げます。
【後学期,2~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟1号館201室】文化史上の『源氏物語』
 日本文化、特に表象文化的な文化史の流れの中で『源氏物語』をとらえ、理解することがこの授業の目標です。『源氏物語』の中の書、香、音楽、『源氏物語』の絵画化、舞台化(能)について扱います。
【後学期,3年,日本語・日本文学コース,2単位,,演習室(IACS)(人間文化研究科棟508室)】 受講者の分担発表と質疑応答とによる演習形式で、平安時代の物語文学『源氏物語』を読み解きます。「日本古典文学論演習(中古)Ⅰ」に引き続き、Ⅱでも若紫巻(わかむらさきのまき)の後半を取り上げる予定です。辞書・事典類、索引、諸註釈書や関連する各種資料を用いつつ、『源氏物語』の文章中の語句を理解し説明する力、妥当で読みやすい現代語訳を作れる力に磨きをかけましょう。この演習を通して、受講者のみなさんが、平安時代の古典文学を研究する基礎力を獲得することが目標です。
【前学期,3年,日本語・日本文学コース,2単位,,演習室(IACS)(人間文化研究科棟508室)】 受講者の分担発表と質疑応答とによる演習形式で、平安時代の物語文学『源氏物語』を読み解きます。若紫巻(わかむらさきのまき)の後半を取り上げる予定です。受講者のみなさんが、辞書・事典類、索引、諸註釈書や関連する各種資料を用いつつ、『源氏物語』の文章中の語句を理解し、説明できるようになること、妥当で読みやすい現代語訳を作れるようになることが、第一の目標です。そして、この演習を通して、平安時代の古典文学を研究する基礎力の涵養をめざします。
【前学期,3年,日本語・日本文学コース,2単位,,演習室(IACS)(人間文化研究科棟508室)】 この授業では、『古事記』『日本書紀』の、いわゆる海宮遊行神話の部分を講読します。「新編日本古典文学全集」の校訂された原文を本文として、『古事記』および『日本書紀』正文、一書第一~第四に各々注釈を施しながら比較して読みます。
 受講者のみなさんが、諸註の助けを借りつつ、漢字ばかりで綴られた『記』『紀』の原文の意味を把握し、自分なりの訓読文を作れるようになることを第一の目標にします。また、受講者のみなさんそれぞれが、『古事記』『日本書紀』に対する自分好みの探究方法(アプローチの仕方)を見つけることを第二の目標にします。
【後学期,1~3年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟1号館304室】「中古文学」は平安時代の文学をさします。この授業では、受講生のみなさんが、中古文学に関する基礎知識を習得し、文学の展開を頭に描き、それらを説明できるようになることが目標です。

日文図書室利用予約のためのコースです。

利用を希望される方は、必ず予約の上お越しください。

このページでは日文プログラムを主プログラムとして選択した皆様へ学年担任(谷口幸代 taniguchi.sachiyo@ocha.ac.jp)からお伝えしたいことを掲載します。

【通不定期,4年,日本語・日本文学コース,8単位,,】                                                                                              
【前学期,1~2年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟1号館201室】 「上代文学」とは、八世紀を中心とする文学のことであり、日本史の時代区分では飛鳥・奈良時代の文学ということになる。この時代は、日本文学史の「最初」に位置づけられる。だが、「最初」とはどういうことか。それ以前は何もなかったのか。まず問題としなければならないのは、いつから「日本文学史」が始まるのかということである。そしてそこから始まったのだとすれば、その「始まり」を可能にした条件とは何であったのかということが次なる問題となる。そして「上代文学」は、政治史の区分である「飛鳥・奈良時代」に重なっており、「平安時代」の文学である「中古文学」と区分されているわけだが、その「区分」がなぜ政治史と同期しなければならないのかが第三の問題となる。それはつまり「政治と文学」の関係という問題でもある。
 結論から先に言ってしまえば、古事記・日本書紀・風土記・万葉集・懐風藻といった「上代文学」の作品=書物群は、律令国家体制に要請されて出現したものである。この授業の主題は、「文学史」とは何か(そしてそれを学ぶことに何の意味があるのか)を問い、それを「上代文学」を例にして考えるというものである。「文学史」とは「覚える」べきものなどではない。それは「考える」べきものである。従ってこの授業は「文学史論」でなくてはならない。なぜその作品が、その時代に出現し、その時代に受け入れられ、評価されたのか。その歴史的必然性を考えることが「文学史」である。
 文学史というと、作者や作品の「名前」だけを「覚える」イメージがあるかもしれないが、読んだこともない作品の名前だけ知っていても意味がないし、面白くもない。それゆえこの授業では、できるだけ作品そのものに触れてもらうつもりでいる。そして、作品の本文に書かれていることは、しばしば作品の「イメージ」を裏切る。できればこの落差を体験してもらいたいと思っているし、そこにこそ「読む」ことと「考える」ことの能動性があると思っている。テキストは見てもらえばわかるように、年表と作品ダイジェストしか載っていない。この情報から何が読み取れるかを考えてもらうというのが、授業の目的である。
 受講者が到達すべき目標は、次の通りである。
①古典文学の存在理由を理解できるようになる。
②日本古代の歴史を通して、ことばや文化についての認識を深め、それを人間の感情と関わらせながら理解できるようになる。
③図式的な理解を排し、可塑的な歴史の捉え方ができるようになる。
 特に国語科教員免許取得を目指す者にとっては、基本的な知識の習得だけではなく、文学作品とその歴史的背景に対して、紙の上の「情報」としてではなく、自分なりに「立体的」なイメージを獲得してもらいたいと願っている。
【前学期,2~3年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟2号館201室】中世の文学史について概説する。一般的な歴史区分では、中世とは鎌倉・南北朝・室町・戦国時代を指す。平安時代の王朝文化が終焉を迎え、武家が台頭した時代とされている。文学作品は時代をそのまま反映するとは限らない。しかし、時代背景さらには彼らが身を置いた空間を踏まえた上で作品と向きあうことは読解の基本であろう。中世には世の動乱を描いた軍記物語や、それを反映した無常観の色濃い随筆なども多く成立した。また、現代にも繋がる美意識も形成された。本講義では、可能な限り時代の順に説話・軍記・随筆・和歌・連歌・能など、中世文学の特質の理解に適した作品を取り上げて講義を行う。中世文学についての理解を深め、時代背景を踏まえた上での読解力を高めることが目標の一つである。
【後学期,2~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟2号館102室】近世文学の諸領域について、史的展開を概観して講ずる。あわせて主要な作品の解読を行う。近世文学に関する基礎的な知識を習得し、その特質と方法について理解を深めることを目標とする。
【前学期,3年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟1号館301室】明治期から大正期の小説を中心に文学史上の主要な作家や作品を取り上げ、日本の近代文学の流れを概説する。表現の特徴など文学的な特質や傾向を同時代の社会状況や文化状況と関連付けながら解説する。
【後学期,3~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟2号館102室】昭和2年、芥川龍之介亡き後の文壇は混迷をきわめました。内省による自己洞察をギリギリまで突き詰めていた芥川が命を絶ったことで、昭和初期の文学者たちは、自身の表現理念の正しさについて根本的に再考することを迫られたのです。こうした「文学」に携わる知識人たちを取り巻く挫折と屈託は、戦時下において帝国日本への行き過ぎた帰属意識(ナショナリズム)へと反転するとともに、戦後民主主義における反省と総括のなかでいつの間にか忘却されてしまうことにもなるのですが、その知的葛藤の行方は、遠く今日の文芸思潮までを理解する鍵ともなっているのではないでしょうか。本講義では、そのような展望のもと、約90年間にわたる日本の文学運動のあり方を概説してみたいと思います。
【前学期,1~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟2号館101室】主題と目標(70字以上)
現在私たちが使用している「書きことば」は、どのようにして成ったのか。本講義では、明治期~大正期の言文一致運動の流れを中心に、どのような過程を経て洗練された口語文体が形成されたのか、文学系統・実用文系統の2方向から見てゆく。前半ではおもに小説や散文、後半では書簡文の文体や表現を中心に、様々な資料を読みながら近代の書きことばに触れ、現代との繋がりを考える。
【後学期,1~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟2号館101室】ことばは文字だけでなく「音」によっても伝えられる。ではその「音」は、口や喉を使って無限に作り出せるものなのだろうか。また、日常会話でも頻繁に使われる〈アクセント〉〈イントネーション〉〈子音〉〈母音〉といった「音」に関する用語は、具体的にはどのように違うものなのだろうか。
本講義では、このような「音」に関する素朴な疑問を出発点として、現代日本語の用例を多数取り上げながら考察を進めていく。
音声学・音韻論の専門知識をただ身につけるだけでなく、それらが日本語でどのような例に相当するのかを常に考えることで、言語を分析する力を養ってゆく。
【後学期,1~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟1号館102室】 この授業では、上代文学を代表する作品である万葉集を読むこととする。講義の主題は「万葉集の物語性」である。
 万葉集といえば和歌集だというのが一般の認識であろうが、「和歌」の定義を作った古今集以後の和歌文学と、万葉集の「歌(倭歌)」とでは、かなり様相が異なっている。たとえば、古今集以後の歌集は、詞書に年月日を記すことがほとんどないが、万葉集では神経質なまでに年月日を記そうとする。また、平安時代以後は和歌といえば季節の風物を詠むものだと考えられるようになってゆくが、万葉集では季節歌は傍流であり、自然を詠んでいるように見える歌でも、人事の喩であることが圧倒的に多い。あるいは、平安時代になると和歌といえば専ら短歌をさすようになり、長歌を詠むことが非常に珍しいことになってくるが、万葉集では長歌こそが歌の中心にある。
 万葉集を代表する歌人・柿本人麻呂は、短歌も作ってはいるが、その本領を発揮したのは長歌である。長歌は語数が多く、情報量が多い分だけ、構成に工夫を凝らすことができる。やがてその構成は劇的な展開を求めるように進化し、必然的に物語性を獲得するに至る。万葉の長歌は、「歌」でありながら短編小説の如きストーリ性のあるものとなっている。
 あるいは、短歌であってもそれを複数組み合わせることで、歌の配列がひとつの物語になるように構成することができる。この方法を開拓したのも人麻呂である。配列された歌のまとまりを「歌群」という。歌群の物語性は、歌人によって作られる場合と、歌集編集者によって作られる場合とがある。歌集の中に、長大でストーリ性のある歌群があることは、やはり万葉集ならではの特色であると言える。
 そもそも万葉集は、歌を年代順に並べ、歴史書のような構成をとるところに特色がある。この特色は、平安以後の和歌集(とくに勅撰集)とは異なる編集の論理によって形成されている。歴史もまた「物語」であり、ここに万葉集の物語的志向を形成した基盤がある。古事記・日本書紀にも多くの「歌」が収載され、歴史を物語るための資料として動員されているが、万葉集もまた歌によって歴史を語ろうとしている。そのため、長歌形式や歌群形式が要請されることになる。一首一首の歌を鑑賞的に読むのではなく、まとまりとしての歌が総体としてひとつの主題、ひとつの物語を表そうとするのが万葉集であり、そのような読み方が読者に要請されるのである。
 このように、万葉集とその歌には、「物語性」が消し難く刻印されている。この授業は、万葉集を読むことが、その「物語性」を読むことに他ならないことを語ろうとするものである。具体的には、人麻呂・虫麻呂らの物語的長歌と、旅人・憶良らの歌群による物語や、巻十六の歌物語的漢文説話などを読んでゆくことにしたい。
授業の進め方は、講義形式で、万葉集の歌を順次講読してゆく。
 受講者の到達すべき目標は、次の通りである。
①古典文学を「文学」として読む視点を獲得する。
②万葉集についての基本的な知識と見識を身に着けることができる。
③ことばを大切にして「読む」態度と、自分なりの見方で「読む」態度を身に着けることができる。
【前学期,2~4年,日本語・日本文学コース,2単位,,共通講義棟1号館205室】近世小説のうち仮名草子と浮世草子をとりあげ、作者と作品について学んでいく。また、文学作品が近世の特質である出版文化のなかで形成され、流布していく様相についても跡付ける。