【前学期,2~4年,哲学・倫理学・美術史コース,2単位,,文教育学部1号館307室】18~19世紀ヨーロッパにおける17世紀オランダ絵画の受容をテーマに、時代と地域を超えた絵画伝統の継承と革新、新たな価値の創造について考察する。
窓辺で手紙を読む女、農民の集う酒場、風車のある風景、机の上の銀食器―17世紀オランダは、他のヨーロッパ諸国に先駆け、市民の日常世界を題材とした絵画を生み出したことで知られる。こうしたオランダ絵画は、18世紀に拡大したヨーロッパの美術市場を通して、オランダ国内そして国外において芸術愛好家たちに熱心に蒐集され、一方では画家たちの重要なインスピレーション源ともなった。本講義では、まず17世紀オランダ風俗画を継承・革新した18世紀前半のオランダ画家、次に、18世紀ヨーロッパにおいて17世紀オランダ絵画を蒐集したコレクター、そして19世紀オランダのハーグ派とフランスのバルビゾン派の画家たちに焦点を当て、オランダ絵画が後世においてどのように受容されたのかを考察する。
【後学期,2~4年,哲学・倫理学・美術史コース,2単位,,文教育学部1号館307室】主題:ルネサンス期のイタリアでは、多くの優れた画家たちがフレスコ技法による壁画制作を手がけ、教会の礼拝堂や宮殿の広間などの空間が華麗な壁画で飾られました。フレスコ壁画は、イタリア・ルネサンス美術最大の魅力の一つといって過言でありません。この講義では、代表的な壁画作品を取り上げつつフレスコ壁画について検討してみたいと思います。

目標:フレスコ画の技法、壁画における物語表現、描かれた場の機能と主題選択、壁画の図像プログラムなど様々な観点から、フレスコ壁画についての理解を深めることを目標とします。
【前学期,2~4年,哲学・倫理学・美術史コース,2単位,,文教育学部1号館307室】日本の画壇で活躍をした絵師たちのもとからは、師と肩を並べるほどの才能を持った弟子たちが数多く育ちました。弟子たちは師の画風を学びつつ、独自の方向性を模索し、師とは違う新たな個性を発揮しました。また、直接の師弟関係はなくとも、過去の巨匠たちに私淑し、伝統を踏まえた、革新的な作品を生み出した絵師も少なくありません。この授業では、とくに江戸時代から明治時代の美術に焦点を当て、様々な師弟関係から作品を概観し、その意義について説明できるようになることを目的とします。
【後学期,2~4年,哲学・倫理学・美術史コース,2単位,,文教育学部1号館307室】キリスト教美術では様々な象徴物が用いられ、人物や場面が同定されます。仏教美術においても、面・臂(腕)の数、印相(手のしぐさ)、持物、台座などにより、ほとけの判別が行われます。この授業では、如来(仏陀)・菩薩・明王・天(インドの神々)の各ジャンルの中から、造形される機会の多い代表的な尊格を取り上げ、図像の特徴と、そのほとけの属性や役割を解説します。仏教美術に関する基礎知識を身に付け、初めて目にする仏像の尊格や役割を識別できるようになることが第一の目標です。
日本の仏像仏画を中心に扱いますが、源流となったインドの作品や、東南アジア~東アジアの作品も視野に入れながら、日本の仏教美術の特質を浮き彫りにしたいと思います。複数の事例の比較検討を通じて共通点や相違点を分析し、対象となる事例の特質を把握する力を身に付けるのが第二の目標です。
【通年,2~4年,哲学・倫理学・美術史コース,4単位,,文教育学部1号館803室】美術史の研究論文を原書(英文)で講読し、専門的な文献の読み方を学ぶと同時に、美術史研究の基本的方法や理論、分析の視点を具体的な例を通じて学ぶ。
【通年,2~4年,哲学・倫理学・美術史コース,4単位,,文教育学部1号館307室】西洋を中心に近・現代の視覚表象をめぐる諸問題を取り上げ、多様な視点から考察する。社会と「芸術」の位相や機能、表象をめぐる制度や受容のあり方、あるいは時代や社会の視覚性や、表象と空間、身体、装飾、「他者」や暴力など、さまざまな問題をジェンダーやポストコロニアリズムなどの視点を含め、多数の具体的な事例を通じて考察し、各自が作品を多様な視点から実証的論理的に分析する力を養う。
【通年,2~4年,哲学・倫理学・美術史コース,4単位,,文教育学部1号館820室】卒業論文制作に向けた研究指導。4年生は中間発表を通じて、卒業論文の進捗状況を報告しながら指導を受ける。また2,3年生は、美術史の研究手法を学びながら各自の研究テーマの方向性を見出してゆく。
【前学期,1~4年,哲学・倫理学・美術史コース,2単位,,共通講義棟1号館302室】哲学を学ぶ際に、哲学史を学ぶことは不可欠だと考えられています。
けれども実際の哲学史は、哲学を学ぶ研究者たちの研究成果の集積からなるものなので、研究の蓄積や潮流によって哲学史もまたたえず更新されています。
この講義では、哲学史の大まかな流れがどのように描きかえられつつあるのか、近年の更新状況を踏まえて紹介してみたいと思います。哲学概論Iでは、古代から中世にかけての西洋哲学史から、幾人かの哲学者、哲学的議論を紹介します。
【後学期,1~4年,哲学・倫理学・美術史コース,2単位,,共通講義棟1号館302室】哲学を学ぶことと哲学史を学ぶことは密接にかかわっています。過去の哲学が現在の私たちのものの見方のバックグラウンドにあるからです。このことは特に近代哲学についていえて、私たちはそれと自覚的に対決しながら今後の考え方を練っていく必要があります。そこで今学期は、哲学と哲学史の間の関係を、主に近代~現代の哲学を参考にしながら考えてみたいと思います。
【通不定期,2~4年,哲学・倫理学・美術史コース,2単位,,】哲学・倫理学・美術史プログラムは三つの学問が交差し、相乗効果を生み出す場です。その核となるのがこの授業です。毎年、日本国内の哲学・倫理学・美術史上の名所旧跡を訪れ、合宿形式でその場所、作品、史跡などに触れ、議論します。哲学的観点、倫理学的観点、美術史的観点から一つの対象を分析し、視野を広めつつ知見を深めます
【後学期,2~4年,哲学・倫理学・美術史コース,2単位,,共通講義棟1号館401室】哲学演習BIIIの続きの授業。人間の行為は、理由や動機によって発動されるという考え方が哲学では主流で、その辞め行為と実践理性との関連性を強調する議論もありますが、一方で感情情念といった理性的とは言えない部分との結びつきを強調する立場もあり、そのような考え方も検討したいです。
【前学期,2~4年,哲学・倫理学・美術史コース,2単位,,文教育学部1号館803室】卒業論文作成に向けた研究指導です。
内容・形式ともに整った論文を作成するために必要な知識とスキルの習得を目指します。
まずは、自らの関心事を見定め、卒業論文のテーマを決定することに全力を注いでください。
【後学期,2~4年,哲学・倫理学・美術史コース,2単位,,文教育学部1号館803室】卒業論文作成に向けた研究指導です。
内容・形式ともに整った論文を作成するために必要な知識とスキルの習得を目指します。
また、論文の構想や内容を他者に伝える技能を身につけ、コミュニケーション能力にも磨きをかけます。
【前学期,4年,哲学・倫理学・美術史コース,2単位,,各指導教員研究室】論文を書くための指導と、出来上がった論文の発表をする(聞く)ことで、よい卒業論文を書けることが目的です。前期は、大学院生が自分の研究成果を発表し、学部生はそれを聞いて論文制作の参考にしてもらった後、学部四年生に卒論の構想発表をしてもらいます。
【後学期,4年,哲学・倫理学・美術史コース,2単位,,各指導教員研究室】論文を書くための指導と、出来上がった論文の発表をする(聞く)ことで、よい卒業論文を書けることが目的です。4年生は前期の成果を踏まえて、卒業論文の具体的な姿を整えていきます。進捗状況の発表を行いながら微修正を加えつつ進めてもらいます。3年生も各自、前期に引き続き各自の自主研究を進めてもらいます。
【前学期,2~4年,哲学・倫理学・美術史コース,2単位,,文教育学部1号館803室】ラテン語原文の文章の精読を通じて哲学的な解釈の技法を訓練をいたします。継続的に受講し、一語ずつ丁寧に、複数の可能性を念頭に置きつつ文意を汲み取る楽しさを共有いたします。
【後学期,2~4年,哲学・倫理学・美術史コース,2単位,,文教育学部1号館803室】ラテン語原文の文章の精読を通じて哲学的な解釈の技法を訓練をいたします。継続的に受講し、一語ずつ丁寧に、複数の可能性を念頭に置きつつ文意を汲み取る楽しさを共有いたします。
【前学期,2~4年,哲学・倫理学・美術史コース,2単位,,共3-208【4講】】本講義は古代ギリシアの哲学を代表するプラトンの哲学について概略する。その短期的な目標は、受講生に哲学史の基礎知識と、哲学的思索の基盤を醸成することにある。しかしながら、プラトンが残した思想は、構成の哲学思想の母体となっているだけではなく、現代のわれわれの思考や社会にも爪痕を残していることからすると、この爪痕を今後の学修や人生の中で受講生が発見し、自身の考えの歴史的位置を自覚することは、より善く判断できる自律的人間へと近づくことになるであろう。
【後学期,2~4年,哲学・倫理学・美術史コース,2単位,,共3-208【4講】】アリストテレス『弁論術』第1巻の講読

ギリシア古典期の哲学はソフィストや弁論家への対抗意識から成立した側面があるが、その対抗意識から新たな弁論術を作り上げ、その成果が記載されているのがアリストテレス『弁論術』である。ただし、アリストテレスの著作は概して難解であり、手ほどきなしで理解することは難しい。本講義はその理解を受講生に獲得してもらうために、テキストの内容を確認しながら精読していく。
この精読は、単に古典的著作に取り組むときの方法を習得するのみならず、われわれが言葉を語るときの作法や、説得力ある論証の作り方といった、リベラルアーツに類する技能を習得する足掛かりになるだろう。
【後学期,2~4年,哲学・倫理学・美術史コース,2単位,,共通講義棟1号館404室】この演習では広く人間存在の本質についての探究をテーマとするが、さしあたっては近代市民社会成立期のイギリスの思想について概観する。
中世ヨーロッパの教会主義の崩壊の後、イギリスはヨーロッパでいち早く近代市民社会を成立させた。
そこでは「経験」と「観察」がキーワードとして置かれ、人間存在についての考察がなされた。

ホッブズ・マンデヴィル・シャフツベリ・ハチスン・アダム・スミス等の思想を取り上げながら、イギリス経験論に展開される視点を掘り下げる。