【前集中,1年,文系のための実験・観測,2単位,,】本授業は、主プログラムで実験や観察を行う機会が無い文系学生のための、実験と観測を主とする授業です。
科学的にデータを入手する、そのデータを解釈するとはどういうことかについて、基本を理解してもらうための授業になっています。
実際に測ることを通じて、理解してもらいます。

わたしたちの日常の生活での快適さは現代の科学・技術により支えられている部分が大きいと考えられています。科学者や技術者としての職に就くことがなくても、科学・技術を基礎とする企業、たとえば、医薬品、食品などの製造業で働く、また、幼年教育や初等教育などの教育においてその職に就くことなど、多少なりとも科学・技術と関係のある職に就くことな業は少なくはないと思います。さらに、職業でなくてもわたしたちが過ごす日常にも科学・技術があふれており、科学や技術が一体どのどのように築かれてきたのかを知っておくとは将来有益なことです。科学・技術は実験と観測を通じてなされた自然現象の理解の上に築かれたものでありますから、本授業では、自らの手で実験や観測を行う機会にして欲しいと思います。
【前学期,1年,言語とアイデンティティを考える,2単位,,人間文化研究科棟105室】言語は人間のアイデンティティと密接に結びついています。本演習では、仏語圏や独語圏の言語文化、あるいは言語をめぐる社会的・政治的事象を検討しながら、個人や共同体における言語とアイデンティティの関係性を考えたいと思います。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,生活科学部本館127室】 「テクノロジーが見えると社会が見える」×「ジェンダーが見えると社会が見える」という掛け算のアプローチへようこそ。
 本演習では、ジェンダーとテクノロジーが「からだ」という「生」や「性」の現場と密接に関わりながら作用している様子を具体的に検討します。
 まず、「からだ」をとりまく科学や技術の状況を、「少子化」政策を題材として検討します。「産む・産まない」とテクノロジーの関係は?
 また、近代産業が立ち上がってきた経緯を、『富岡日誌』を実際に読みながら検討します。他にも、労働の現場を活写したオーラルヒストリーの仕事に触れます。このセクションでは、チャーリー・チャップリンの『モダンタイムス』を見ながら、重工業が中心だった時期の近代家族の成立とテクノロジーの関連について議論しましょう。
 ウェブ上の各SNSでのジェンダー・ターゲティングの様子なども、題材としてとりあげます。重工業中心の時代とはまた異なった性差観が形成されている様子がわかるでしょう。
 さらに、「ジェンダー」という概念が、医療の現場での葛藤をへて形成され、その後変遷して今日的なジェンダー概念が形成されてきた経緯についても学びます。
 一方、「技術」とは無縁の存在と考えられがちな「自然」という現場でのジェンダーとテクノロジーの関わりについても検討します。
 以上をふまえて、身の回りの性差をめぐる言説についても、議論していきましょう。
 複数の立ち位置を自由に往き来しながら、各立ち位置から見える光景を弁別しつつ摺り合わせるスキルをぜひ身につけてください。
【前学期,1~4年,全学科,2単位,,文教育学部1号館306室】「開発(development)」というのは何も発展途上地域に限られて問題ではない。そのことはジェンダーの視点を通して考えると、より鮮明に理解できるのではないだろうか。この授業では大きく3つのトピック(①キーワードの理解、②国際協力におけるジェンダー、③日常生活におけるジェンダー)にわけて、「開発とジェンダー」への知識を養うことで、もともと「開発」が目指してきた「より良い生活」とは何かという点を考えることを目的とする。                                                                      
【前学期,1~4年,全学科,2単位,,】最近、女性の政治参画に社会的注目が集まりつつある。日本では諸外国と比べて、政治は男性の領域であるとの認識が未だに強く、女性が政治に参加するためには多くの困難を乗り越えなければならない。なぜ政治は男性の領域として考えられてきたのか。女性やマイノリティーが政治に参加すると何が変わるのか。政治を脱男性化するために世界の女性たちはどのような取り組みをしてきたのか。本授業では、こららの質問に答えるために、現代日本及び諸外国の政治制度、選挙、女性の政治的代表性を高めるための取り組みなどについてジェンダー視点から学習して行く。本授業を通じて日本の政治過程や制度に関する基礎的知識を獲得するとともに、我々の日常生活に及ぼす政治の影響、政治に女性が参加する意義について理解することを目指します。

キーワード 
ジェンダー、政治、選挙、政治的代表性、クオータ制、女性議員、政策

到達目標
政治制度、日常生活、それからジェンダーの関係性を理解し、政治に対する分析力を身につける。日本と諸外国の比較を通じてグローバルな視点を持つ市民として必要な素養を培う。授業を通じて普段、自分とは関係ないと思っている政治を身近なものとして理解し直し、皆さんの新鮮な目線で政治について議論していきます。
【前学期,1~4年,全学科,2単位,,】「ジェンダーという日常を生きる」という観点から,生活世界における人の在り方を捉えることに本講義の核がある。ジェンダーという概念で捉えようとする日常には,自己認識/自己定位と他者認識/他者定位の間に起きる交渉,鬩ぎ合い,絡み合いの結果として生み出されてくる複雑な関係性の過程の束がある 。本講義では,関係性の考え方を鍵に,ジェンダーをめぐる諸問題について,文化人類学の立場から講じる。講義回前半でジェンダー概念の規定をめぐる諸理論,ジェンダー研究の変遷にふれたうえで,講義回後半ではジェンダーをめぐる多様性,多形性,ローカル性,グローバル性の現在について,主に日本の言語・歴史・政治・経済・医療・技術などをめぐる具体的な出来事にそくして議論していく計画である。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,理学部3号館701室】いわゆる「美術」や日常的に私たちが触れる多様な視覚的なイメージを対象に、基本的な視覚表象分析の理論や方法を踏まえながら多くの具体例を通して、視覚的なイメージにおけるジェンダーの問題を学ぶ。
【前学期,1~2年,全学科,2単位,,共通講義棟1号館402室】手話は、皆さんが日頃話している言語とは異なる体系をもった言語です。日本手話は「日本語を手指の形や動きに置き換えた記号」ではなく、むしろ英語などの外国語のようなものなのです。もちろん、手話には、普通の外国語と違う点もあります。皆さんが言語と呼ぶものは、音声を発し、それを耳(聴覚)で受け取ることによってメッセージを伝えあいます。一方、手話は、文法的な働きを持つ顔の表情や視線などで発せられたメッセージを目(視覚)で受け取る「視覚言語」です。聴者(耳の聞こえる人)は言語コミュニケーションで「身体」や「目」を使うのに不慣れなので、ある意味では手話は学ぶのが難しい「外国語」だといえます。しかし、逆に日本手話は日本文化のもとにあるので、その意味では親しみやすく学びやすい、特殊な「外国語」だといえます。いずれにせよ、手話の学習は外国語学習と似ている面が非常に多いのです。
本演習は主として、ナチュラル・アプローチによる手話教育の技法を修得した、ろう者講師が担当します。「手話サークル」などで習うような「日本語対応手話」の延長ではありません。例えば、ろう者講師による実技の授業では、音声言語(日本語)は一切用いないで、日本手話の生きた会話を多くします。実技の授業中は、受講者も音声言語を使えません。なぜかというと、二つの言語がごちゃまぜになる恐れがありますし、日本手話をきちんとした「外国語」として習得できないからです。ちょっと不安に感じるかもしれませんが、心配には及びません。今までの受講生たちも皆、ゼロから出発して手話だけで手話を学び、ちゃんと単位を取得しています。補足的に、聴者ゲストやろう者ゲストなどによる手話に関する入門的講義も組み込み、「日本手話」と「日本語対応手話」の違いなども説明してもらいます。
本演習の目的は、本物の手話の世界と最初の出会いを経験してもらうことにあります。そして大枠の到達目標は、「初対面のろう者に、日本手話で自分や自分の家族のことを紹介し、そのろう者と次に会う機会を作って別れることができること。そして次第にそのろう者といろいろなことが手話で話せるようになること」です。
【前学期,1~4年,全学科,2単位,,共通講義棟1号館304室】世界の見方は一つではありません。私たちが日ごろ当たり前と思って接している物事も、様々なレベルの枠組みによって規定されて成り立っています。それら世界のとらえ方を規定する枠組みの中でも、「ことば」は特に重要な役割を担っています。つまり、「ことば」によって世界がどのように現れてくるかが決まるのです。言い換えれば、「ことば」のあり方が変われば、世界の見方もまた変わります。
この授業では、既存の「ことば」において覆い隠されてしまう領域や問題を問い直すために、新しい「ことば」を紡ぎ出すべく苦闘した、『古事記』が描くスサノヲの物語をたどります。それをきっかけに、私たちの思考は決して自由自在なものではなく、あらかじめ「ことば」のあり方によって規定されていること、それからまた、既存の「ことば」を超えて別様に思考することの困難さと可能性について考察します。それにより、受講者が自らの思考の前提となっている「ことば」および世界のあり方という次元について考える力、言わばメタ的な思考力を身に着けることを目的とします。
【前学期,1~4年,全学科,2単位,,生活科学部本館212室】 この授業では、わたしたちの知能(intelligence)を知的能力(intelligent competency or ability)ではなく知的機能(intelligent function)としてとらえます。そのうえでその働きをヒト個体主体の機械論的な認識論や計測可能な力量としての観点からではなく、わたしたちが構成し構成される知の枠組みとしての環界とのやりとりの活動(行為論)として見直します。
 こうした捉え直しによって、わたしたちが暮らす社会や世界観にどのような眺望が開けてくるでしょうか。いまが第四の産業革命期にあり、工業主導経済社会から知識経済社会に転換したといわれるなかで、確かに世の中のありようは価値意識も含めて大きく変化し始めています。そうしたなかでこの先に求められる知的機能(知能)のありようを探ること、それがこの授業の主題であり目標です。とりわけ本年度は詩あるいは詩的行為というものごとのありようや、はたらきの変質に探りを入れて、すこしでも深い理解に達したいと思っています。
 授業の方法は前半が講義と対話、後半が関連書籍(参考文献に記載)にもとづく履修生の発表と対話です。それらをつうじて主題への解釈を深め、目標の達成を試みます。
【前学期,1~4年,全学科,2単位,,共通講義棟2号館101室】「人間の言葉を数学的に分析する」というと、水と油を一緒にするような印象を受けるかもしれません。しかし、日本語や英語といった自然言語と、数学・論理学・プログラミングで用いる形式言語は、根底のところで共通している、というのが形式文法(Formal Grammar)・形式意味論(Formal Semantics)の考え方であり、これらは文系と理系の完全な境界領域を形成しています。この授業では、自然言語の中でも、特に日本語の文法と意味について、組合せ範疇文法(Combinatory Categorial Grammar: CCG)と呼ばれる最新の理論に基づいて分析する方法を学びます。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,共3-104【2講】】グローバル化が進むにつれて、多様な背景を持つ人々が共に暮らす社会が広がっています。多様な背景があるがゆえに生じるコミュニケーション上の誤解や衝突も少なくないかもしれません。こうした社会において、私たちはどのようなことに気をつけなければならないでしょうか。また、そもそも私たちは普段どのようなコミュニケーションを取っているのでしょうか。この授業では「日本語教育」の世界を通して、私たちの暮らす社会の変化や、日本語のコミュニケーションの問題について考えていきます。
【前学期,1~4年,全学科,2単位,,生活科学部本館126室】自然現象を理解し、その背後に自然の基本法則について、物理学の立場から解説する。
これまで物理学を学ぶ機会の無かった人や、また今後、自分の専攻の勉強を進める上で物理学の知識を必要するわけではないが、関心がある人のための啓蒙的な授業。本格的な、難しい問題を解くことに重きをおかず、物理的現象を表現するための考え方などに慣れる事をめざす。

この授業では物理学の対象の中で、特に「相対性理論」「量子論」「素粒子と宇宙」に重点をおく。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,文教育学部1号館301室】水の精が登場する西洋の文学作品を手がかりに、ヨーロッパ文学の特質を理解する。アンデルセンの『人魚姫』を中心に、ギリシャ神話のセイレーン、フーケの『ウンディーネ』、ジロドゥの『オンディーヌ』など古代から現代に至る水の精の文学的系譜をたどりながら、そのイメージの形成と変容を歴史的、社会的、文化的な観点から検討する。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,共通講義棟1号館302室】哲学は西洋において歴史的に、古代ギリシャのアリストテレス以来、心理や知識を追求する学問として発展してきました。現代の論理学は、数学の真理や推論を定式化するために形成されました。けれども、日本語や英語などの言語を一般的に理解するためのモデルとして、現在では言語学、認知科学、コンピュータサイエンスにおいて研究されたり用いられたりしています。この授業では、論理学の一番基本的な部分を紹介し、簡単な推論ができるようにすることが目標です。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,共通講義棟2号館201室】古代から現代までさまざまな時代とジャンルに見られる日本語のオノマトペ(擬音語・擬態語)を観察し、それらを日本語学的な観点で捉えることができるようにする。
【前学期,1~4年,全学科,2単位,,文教育学部1号館301室】地図を「読み」ます。テレビの天気予報における天気図だけでなく、携帯電話やカーナビゲーションでの住居表示地図、インターネットでのグーグルアースなど、地図は私たちの身近にあふれています。しかし、地図を「読む」ことは、「見る」ことと同じではありません。地図を一冊の大切な本のように熟読し、知らない土地を地図から想像し、地図を見ながら町を歩き、各自の生活圏を記憶とともに地図で語ってもらいます。授業終了後、あなたが地図好きに変身していたら、目標達成です。
【後学期,1~4年,全学科,2単位,,共通講義棟1号館304室】近現代の社会が生み出してきた「社会的弱者」の問題への対応のためにどのようにして福祉国家体制が形成され、変容してきたかという点について、10ほどのトピックを取りあげて解説する。講義とともに、史料や英文論文の抜粋、ビデオなどの資料を用いた学習をとおして、福祉国家をめぐる現代的問題に対する問題意識をはぐくむと共に、そのような問題を考察する上での必要な基礎知識を習得することを目指す。
【前学期,1~4年,全学科,2単位,,理学部3号館701室】現在の水を巡る状況について解説する。これまでの人と水との関わりを含めながら、本当に必要な水とは何か、またどの様に水を利用することが最適であるのかについて考える。
さらに、今後の温暖化に伴う水利用形態や、水環境への影響などに関する最新情報についても触れていきたい。
当たり前の様に使っている「水」に関して、様々な観点から論じることが、この講義の主題である。